fufufunaの日記

独身女が愚痴をこぼしたり

いかりのまえば

前歯が二本出てる。

わりと出てる。

 

ものすごくコンプレックスで、気にしてるって事を周りに言えないくらい気にしてる。

出っ歯のせいで口が上手く閉じないし、笑顔になると歯茎が出る。

ものすごく、ものすごく気になる。

 

ただ、以前の私はこんな可愛くない奴がさらにお金をかけて歯並びをよくしたところで…と卑屈マックスだったので、気になるという事実を気にしないようにしていた。

 

それがカウンセリングにより、自分の気持ちに正直になることは良いことだと気付き、そして自分の気持ちに正直になった結果前歯がどうにも我慢できない事に気付いた。

 

そして、タイミングがいいんだか悪いんだか、最近のパニックにより、勢いに乗って私は歯医者の予約もしていた。

 

そもそも、歯医者が、怖い。

 

 

私は、虫歯が多い子どもだった。

子どもの頃に通っていた歯医者は親戚がやっていたのだけれど、親戚のおじいさんはカットバン貼った手で私の口の中に手を突っ込んでくるような人で、恐ろしかった。

「ちびちゃんちびちゃん」と可愛がってくれてはいたのだけれど。嫌いではないのだけれど、独特の世界観のある歯医者だった。

そして痛かった。麻酔とかない。

 

だから治療は半端にして放っておいてた。

そしたらものすごく痛くなって泣いた。17歳くらいの時。

結構大人になりつつあったのに、歯が痛くて痛くて親の前でわんわん泣いた。

父親から正露丸を勧められ、歯に詰めながら、これは大学生までに虫歯をなんとかせんとあかんと本気で思い、春休み、歯医者に再び通うことにした。子どもの頃とは違う、普通の清潔な歯医者に。

想定の範囲内の痛みで治療は続き、奥歯3本の神経を抜くという現実に耐え、口の中のC3POみたいな音にも耐え、ぶちぶち刺してくる針の衝撃にも耐えていたとき。

針が、一刺しだけ、神経あるとこに刺さった。

 

痛みはもう覚えてない。

実際は一瞬のことだった。

 

でも、もうそれで決定的に歯医者が無理になった。

 

 

そんな私も大人になり、親知らずが生え、なんか歯石とかも気になるけど、なんとなく歯医者に行こうという気持ちにならずに今まできた。

本当は去年行こうと思ったんだけど、怖すぎて予約できなかった。

 

で、今このパニックに乗じて歯医者に行くことにした。

 

特に気になるとこも痛みもないので、口の中を全体的に見て欲しいと問診票に書き、名前を呼ばれ、椅子に座り、ぷるぷる震えてたら、先生は「怖いよな〜〜」と笑い、「じゃあ、気を付けて診るから!」と言ってくれた。

 

簡単に私の口の中を見た先生は、「特に大きな虫歯はないけど、歯並びだね。これ気になるでしょ」 と私の前歯をコツコツたたいた。

 

ええもう、本当に、本当にそうなんですという気持ちを抑え、「矯正するか迷っていて…」と控えめに言ったところ、「これ治すとずいぶん感じ変わると思うよ」と、また言ってくれた。

さらに、歯の写真を見ながら、「この形だと、手術必要で、多分保険が適用になります」と、推しの一手をくれた。

 

まじか。

この前歯は治るのか。

保険も効くかもしれないのか。

そうか。歯並びは、治せるのか。

自分の嫌いなところって、治して行けるのか。

 

 

なんか今、ウキウキしている。

気持ちは完全に矯正することに傾いている。

歯医者の予約は来月しか取れなかったけど、私は早く矯正に向けて行動したい。

 

友達にいい矯正歯科を紹介してもらったので、早速明日電話してみようと思う。

手術どんとこい。貯金もはたいてやる。痛いのも、多少の不便も我慢する。

 

前歯が出ていない、心からにっこり笑える私をはやく見たい。

カウンセリング

カウンセラーの先生に「最近イライラすることが沢山出てきて!」と言ったら、先生はにこにこしながら「すばらしいわ」と言ってくれた。

 

 

 

自分は最近、恋愛というか片思いというかなんやらかんやらでわけわかんなくなってて、脳内が拗れまくってた。

話を聞いてくれそうな人を捕まえては片っ端から触れ回り、話しまくり、飲みに誘い、一人でも飲み、もうあっぷあっぷ。いっぱいいっぱい。

 

そんな時、ふとカウンセリングが頭をよぎった。

カウンセリング自体は会社の定期検診で受けたことがある。

カウンセラーの先生は、母より下くらいの、抱擁力のある、やさしい女性だった。仕事の話だったり、悩みだったり、私の性格傾向なんかを冷静に聞いてくれて、あなたちょっと性格なんとかしないとだわって言われてた。

ふとそれを思い立ったらそわそわして、居ても立っても居られず定期訪問のカウンセリングを申し込んだら、次は5月だって。遠い!!

ちょっと絶望したし、それまで私の精神が真っ当でいられる自信がなくなって、もはや勢いとばかりにカウンセリングルームに電話したら、トントン拍子でカウンセリングに行くことになった。

なんでも、約束を取り付けるまでが大変だけど、約束してしまったらあとは行くだけなのだなぁ。 

 

カウンセリングルームというのに行くのは初めてで、病院みたいなとこを想像してたんだけど、普通のマンションの一室だった。

結構緊張してインターホンを鳴らしたら、カウンセラーの先生は当たり前なんだけど、大げさにすることもなく、当たり前みたいに優しく迎えいれてくれたのすごくホッとした。あそこで大げさにされたらダメだったかもしれない。ホッとした。

 

部屋に入ってソファに座り、コーヒーにクッキーを出され、寒かったでしょうなんて話をしながら、カウンセリングは始まった。

先生は話をリードしてくれてて、私の性格の話とか、そういういつも会社でしている話になりそうになる。でもちょっと待って。それじゃない。今私がしたいのはその話じゃないんです。

普段はようしないけど、ちょっと強引に話をさえぎって、実は私、好きな人ができたんです!!と言葉にした。

言葉にするって不思議で、一度出してしまうと後に引けない感がある。私の心ひとつならばどうとでもなるのに、好きな人がいるって言っちゃうともう私はその人が好きってことになってしまう。

実際そうなのだけど。この感覚って不思議だ。 

もうその直前までその人の事は諦めかけてたし、もう無理だと思っていたのに、口に出すとやっぱり好きだと思う。

なんとも難しい。

 

先生にうまく聞き出してもらいながら、どこで知り合ったのかとか、いかに自分が自信がないかとか、話をした。好きとかつらいとか本当に子どもみたいな相談。

自分で情けなくなって、私は恋愛がうまくできないんですって、切実な悩みも話した。

「 そりゃそうよ、自分にこんなに自信がないんだもの」

本当に当たり前みたいに言われて、その瞬間、なんか目から鱗がぽろっと剥がれた。

前、本当に自分が嫌で、きらいで、って友達に言ったとき、なんでそう思うのかわからないって言われて、そんな風に友達を困らせる自分がもっと嫌になった。

そうだよ、私は自分が大嫌いで、なんでなのかわからないけど、ものすごく嫌で、だから自信なんてなかったんだよ。

 

私が恋愛うまくできないのは、私が可愛くないからでも、性格が最悪だからでも、料理ができないからでも部屋が汚いのでもなく、自分に自信がないからなのか。

 

高校生のとき、告白して、好きな人に抱きしめられて、私は嫌だった。

 

私は言葉で言って欲しかった。

態度じゃなくて、言葉で欲しかった。

好きじゃないなら、それでもよかった。

好きじゃなくても、それでもいいならって付き合ってくれるなら、そう言って欲しかった。

 

なんか、それから私は奥の方に引っ込んじゃって、それを私がずっと責めてたと思う。

私は私を、なにやってんの、バカじゃないってずっと怒ってた。

それは、つらいよね。

 

自分の一番の友達は、自分なのに、私は自分の友達になってあげれてなかった。

何してんだバカって、私の中でもう一人の私がずっと怒ってた。

 

最近、変わりたいって思うようになった。

好きな人ができたからかもしれない。

全く関係ないかもしれない。

でも、趣味を気にしなくなった。好きだったことをがんばって好きでいるのをやめるようになった。部屋の汚さが気になるようになった。

嫌なことは嫌だって思うようになった。

 

だから、最近すごく嫌だって思うことが増えた。なにかとイライラする。

いつもは仲良くできる友達に本当にイライラする。

それを先生に話したらにこにこしてた。

すばらしいわって。

ヒナがタマゴから孵るみたいに、最初は敏感で、ものすごく嫌なことがあるかもしれないけど、嫌だって思うことは自分を大切にしてるってことなんだって。

 

そうかもしれない。

 

いろんなこと、嫌なのに、我慢してたのかもしれない。

 

話を聞いてもらえるって、こんなに救われるんだなって思った。

 

好きな人は、練習だと思えって言われた。思いを伝える練習。

深刻に考えないで、友達として付き合えばいいのよって言われた。それが難しいんだけどねって。

そうだね。本当に、そう。

 

最後に、ピンクを着てみてねって言われた。

ピンク、自分から一番遠い色だなぁと思う。結婚式のワンピースで、ピンク着てみたけど無理で、青にした。似合わないんだよ。

 

とりあえず家に帰ってタンスを漁り、ピンクの服を探してみたら、高校のクラスTシャツしかなかった。

ピンク。鬼門だ。

 

久々に合コン行った話

合コンに行ったらパリピがいて、適当に話してたら腰を抱かれて手を繋いで家に誘われた。

 

人生においてそういう人種と接する機会がなかったので、軽く衝撃を受けた。

マジか。マジで誰でも声を掛けるのかパリピって。

パリピは他の子も口説いてたし、私も全然そいつ好みじゃないし、爆笑ワラみたいな感じだったうえに最終的になんか私が振られたみたいになって若干ムカついたんだけど、やーすごい。人生経験だった。

 

うちくる?って言われていかねーわ!って爆笑したけど、これパリピがもうちょいマジに誘ったら人生経験としてついて行くかもわからん。

クリープハイプの世界を体験してみよう!みたいな。

 

いやしないけど。まず誘われないし。

 

あと、パリピとちょっと好きな人が知り合いであったので、なんとなく思うことがない訳ではなかった。

 

まあ、でも、手を繋ぐのって好きな人じゃなくても結構楽しいなって思った。

それはちょっと正直思った。

 

ちょっと好きな人は一次会の途中で帰ったけど。

話の途中でどっか行ったけど。知らんけど、もうしらん。

だいたいわかってた。知ってたさ。ああ。知ってたとも。

未練あるくせに追いかけきれない自分が本当に気持ち悪い。

 

唯一の癒し、無口だけれども心優しい友達がおり、私はパリピのことを全て彼に報告した。彼は聞いてくれた。癒し。

彼二次会は行かなかったけど。

彼とはもう少し話をしたかった。

 

ひっさしぶりの合コンだったし、合コンでは私はモテなさすぎ子さんなので、今回もまあ他のメンツからはそんな感じだったし、安定の好みじゃない人から三次会のお誘いだったし、本当にそれをこの私が言える身分でもなく誘っていただいたことにひれ伏してついていくべきなのかもしれないけど、まあ帰る。帰ったよ。

 

そしたら、帰りがけにありがたいことに主催者とライン交換を持ちかけていただいた。

主催者マジでいい人で、私を 「柔らかい雰囲気が出ている。それは誰にでも出せるものじゃないよ。どんなに美人だって、キツイ人はきつい」と褒めてくれた。褒めてんだか慰めてんだかよく覚えてないけど、まあ嬉しかった。

決してかわいくはない私にこんな罪のない褒め言葉をくれるなんてはなまる。

 

最後、軽く三次会にもお誘いを受け、ちょっと行ってもいいかなって思ったけど、本当500円しかないので断った。「変な男に遊ばれちゃダメだよ!」と励ましの言葉もいただいた。本当にありがたい。

なんかよくわからないけど、年上の男性とお話ししたり飲んだりすると、励ましていただける。重ねてありがたいことだ。

 

冷静に合コンのことを思い返すと、私は打つべきでは無い手を死ぬほど打ってたことに気づく。

まず好きな人にはもう少し話しかけるべきだったし、一緒に行った女性を気にかけるよりも、久々に会う彼女のいない男友達ともっと盛り上がるべきだし、好みじゃ無いやつに遠慮して声かける前にもっといいなって思った人と話すべきだし、あと誘ってもらったなら三次会行けよバーカ。

そう思うけど、その時はできなかったんだよ。

 

合コン終わってから何故かものすごく凹み、2時過ぎまで寝られなかった上に、会社で使う印鑑を忘れ、TSUTAYAでCD返すの忘れ、遅刻しかけた。

 

さっさとCDパソコンに取り込んで延滞料金を払いに行かなきゃならない。憂鬱だ。

そして生活はつづく

半年くらい前。

夜8時ごろ、謎にインターホンが鳴った。

そういうときはいつも居留守を使うのに、その時は謎に出た。出たらビデオリサーチという会社のアンケート協力依頼だった。

ビデオリサーチ知ってる知ってる。視聴率のやつ。

なんとなく愛想よく対応して、なんとなくアンケートを受け取って、そしたら粗品をもらった。

図書カード500円分。

 

本は好きなので嬉しかったけど、これまたなんとなく放置していた。

数ヶ月放置した。

 

それで最近、なんだか人生にすごく悩みはじめた。

なんかどうしようもなくつらくて、何しててもつらくて、モヤモヤしていたある日に、星野源がエッセイを書いていることを知った。

何冊かあるみたいだけど、その中の「そして生活はつづく」というタイトルになんか惹かれた。しかも文庫580円。丁度いいじゃんと思い、本屋に行って、図書カードと80円出して買った。

 

買ったはいいものの、なんか読む気にならなくてしばらく放置してた。

どっかのカフェで気取って読もうと思ってバッグに入れて持ち歩いてて、その状態が1ヶ月くらい続いた。

それで、この間たまたま会社のデスクでご飯食べてるとき、ちょっとパラパラめくってみた。

 

なんとなく読んでるうち、あるページにたどり着いた。

 

『「掃除とか洗濯とかそういう毎日の地味な生活を大事にしないでしょあんた。だからそういうことになるの」

 

そうだ。私は生活が嫌いだったのだ』

 

衝撃的だった。

なんとなくで読んだだけなのに、軽く息が止まった。

人並みだけど、ドアを開けたみたいに、なにかがピーンと繋がったみたいに、目の前が開けたみたいだった。

部屋がとっ散らかってることとか、料理ができないこととか、洗濯物が溜まることとか、なんで自分はこうなんだろうってことの理由がわかった。

 

私も生活することが嫌いだ。

 

部屋の真ん中にカラーボックスを置いて、数ヶ月そのままで、なんにも気にならなかったことがある。邪魔とかも思わなかった。だって興味がないから。

親にいっつも怒られてたけど、自分の生活を良くするとか、よくわからなかった。だって、なんとも思わない。

 

私は、私が好きなものは集めたい。

私、自分が好きなものって本当に大好きになる。
私がいいと思うものは、自分の興味があることで、それは漫画だったりアニメだったり、本だったり映画だったり音楽だったり、とにかく自分がいない世界だった。

そのものが好きだから、集める。自分の居心地がいい空間を作るとかじゃなくて、好きだから、集める。

そこにあれば、それで満足なので、大切にしたりはしない。

 

全然気づいてなかった。

私、私が好きじゃなかった。

 

地獄でなぜ悪いじゃないけど、本当、人生って地獄だ。

本当そう思う。辛いことが多すぎる。

モテないし、必要とされないし、友達死んじゃうし、いい事ない。

なんでなんだよっていつも思うけど、だいたい答えはない。

 

でも、その毎日な地味な生活を大事にできたら、自分を大切にできるかもしれない。

そうやって、少しずつ、生活を大切にできれば、私もなにか変わるかなと、思った。

 

掃除も洗濯も、料理も、ちょっと楽しんでみてもいいのかもしれない。

ちょっと前向きになれるかもしれない。

私の人生も、いい加減悲しい記憶ばっかだけど、それに勝つことができたら、本当に、いいなと思う。

恋愛コンプレックス

自分は人に言えないことが多すぎる。

 

オタクで絵を描くのが好きだったり、若手俳優に熱をあげてボーナス全部つっこんだり、部屋がはちゃめちゃに散らかってたり、料理もイマイチだし、ちょっと社会で上手くやっていくためには隠さなきゃいけないことが多い。

最近、そういうの嫌だから解消させつつあるけど。

 

その中でも一番とっぴいてやばいと思う。

恋愛経験が、本当に、ない。

ちょっとした中学生よりもない。

割といい大人なのに、ない。

 

子どもの頃はモテていた。幼稚園とか。小学生とかのころ。

小学生の頃とか男の子が私のこと好きっていう事で話題になったりしてたこともあった。私も悪い気しなかったし、ちょっと乗り気にもなった。

 

けど、中学生になった瞬間、彼の興味は他の女に移った。私は、告白されたその子からそれを聞いた。

小学生の女子と、中学生の女子のかわいさって違う。私、小学生までなら良かったけど、中学生の女の子としてかわいくはなれなかった。

でもいうてまだ中学生だし、という余裕があったので、私は全然変わらなかった。

そして、まぁ立派なオタクになり、友達も少なく、高校生になった。

 

高校はちょっと背伸びして遠くを選び、ちょっと変わってみようと思い、隠れオタクになった。コミュ力が下がってて困ったけど、色々あったけど、でもなんとかやってけてた。

そうこうしてる間に、高校生の私には好きな人ができて、ぎゃーぎゃー言いながらメールしたり、帰りの電車で話したり、大きいね〜って言って手と手をぴったり合わせたり、ちょっとしたフィーバーがきた。

そして地元の夏祭りで彼を見つけた私は、すかさず好き好きアピールして、一緒にくっついて歩き、一緒に帰り、実家の目の前で「付き合わない?」って私から告白し、その場で抱きしめられた。

割と展開漫画みたいだったと思う。

ここでうまいことラブラブになれれば良かった。

 

でも、この瞬間私の気持ちは冷めた。

 

キスされそうになったけど、恥ずかしいフリして拒否った。なんでこんな事しちゃったのか、本当にわからないんだけど、本当に嫌だった。

そしてデートこそ何度かしたものの、逃げて逃げて逃げ続けて振られた。

 

自分で引き起こしていながら、本当にショックも受けた。

だって、ひどいのは自分だし。告白しておいて超逃げるとか、最低だろう。

 

ほんと、色々悩んだけど、なんか周りには相談できなかった。

お母さんとかに言ったらからかわれると思った。そういうの本当にやだった。友達にもあんまり言えなかった。

それで夜な夜なひとり携帯で色々見てたら他にもこういう人が結構いるっていう事がわかった。そんな子に、yahoo知恵袋で大人たちは、そういうこともあるよ、大人になれば直るよって言ってたから、私もそういうもんかなって納得した。

私多分まだ子供なんだなって。

だから恋愛はしばらくいいかなって思って、好きな人もできなかったし、そういう事を放置してた。

 

大学ではオタク全開になった。

オタクなサークルに入り、オタクな友達を大量に作り、全く自分の属性を隠さなくなった。おしゃれも全然しなかった。

大学といえば恋愛だと思うのだけど、私は高校生の時の事で懲りていたので、自分から行く恋愛は止めようと思っていた。

 

そしたら、まあ、びっくりするほどモテなかった。

 

びっくりするほどって事はないかもしれないけど、好きになってくれる人も1人くらいは、いたかもしれないけど、私はその人の事は好きじゃなかった。

自分がちょっといいなって思う人にも行けなかった。だってまた逃げちゃうかもしれない。そしたら本当に失礼だし。

彼氏とかいい。友達でいれればいいと思ってた。

だからごくたま〜〜の誘いはシカトしたり、ここだと思っても押さなかったり、そうこうしてる間に大学を卒業した。

 

社会人になり、ちょっと自分ヤバいんじゃないかと気付き始めた。

でも大学のオタクというぬるま湯に浸かりきった私のコミュ力は極限まで低下していて、まず男どころか同期とも仲良くなれなかったり、同期はイケイケなので逆に恋愛の話なんてできなかったり、そういうのでつまずいてた。

 

そして就職して1年たち、2年たち、周りは結婚したり、同棲したり、別れたりって事をしてても、私には何もなかった。

たまに合コンに行ったりはしたけど、私は大した顔じゃないし、一緒の同期はかわいいし。貴重な誘ってくれる人って、やっぱり好きになれなそうな人だし。

男友達はいたので、たまに一緒に遊んでもらって、もう本当に何人か友達がいればいいやって感じだった。

 

そうこうしてる間に、突然好きな人ができた。本当に数年ぶり。

なんでそうなったのかはわからないんだけど、はちゃめちゃに片思いした。

でも、もう高校生みたいな方法は使えないし、捨て身にもなれないし、どうしていいかわからなくて、わからなくてモヤモヤしてる間に彼に彼女がいる事がわかり、彼らは同棲を開始した。

正直ほっとした。何もしなくてよかったと心から安心した。

 

恋愛の仕方がわからなくなってた。

 

そして今。

好きな人ができた。

多分私が好きなんだろうなって人とも現れた。

 

今結構訳がわかんなくなってる。

 

好きな人がいることをいろんな人にめちゃめちゃに相談しまくって、好きでいてくれる人を悪く言って、酒飲みまくって、パニック起こしてる。

 

どうしたらいいのかわからないし、どうすれば正解なのもわからない。

そもそも私の今までの選択が間違ってたのかも。もっと早く問題に向き合わないといけなかったのかも。

今、訳わかんなくてとりあえず開けられるドアを片っ端から開けてる感じ。本当、結構困ってる。

 

姉に相談したら、お前は追い詰められるとテンパって何するかわかんなくなるって言われた。本当そうだと思う。

 

でも、恋愛経験がない事、恥ずかし過ぎて、誰にも言えていない。姉にも言えなかった。

 

だから今、かなり困ってる。

私、なんかおかしいのかも。変なのかも。

カウンセリングとか申し込んでしまった。どうすればいいんだ。

LA・LA・LAND

ラ・ラ・ランドを観てきた。

 

切ない。とても切ない。

なにかが心にグサッと刺さってなかなか抜けない。日曜に観たのにまだ残ってる。

 

切ない。ショックだ。本当にショックだとぶつぶつ言ってたら、一緒に行った男の人が「あの二人結婚すると思ってたのに、なんで別の人と結婚したんだろ」と言ってて、もうそれだけで多分この先この人を好きになれないなって思った。価値観が合わない。

 

私にも、ミアが見た夢みたいなものがある。

この人からもしも好かれて、ここでこういう事があったらっていうの、ものすごく、考える。

考えるだけ悲しくなるから、しないようにしてるけど、ものすごく、ある。

 

絶対起こらないような幸せなこと、ないってわかってるんだけど、考えちゃう。考えちゃうよなぁ。

 

 

雨宮まみさんの話

雨宮まみさんの「穴の底でお待ちしています」というコラムが好きで、ふと気になった時にまとめ読みしていた。

感覚は不定期で、毎月チェックするときもあれば、半年くらい間隔が開くとかもある。

いわゆるこじらせてる女性の、なかなかめんどくさい悩みを、雨宮まみさんが同じ目線で励ましたり、そういうことあるよねって言ってくれるコラムで、なんか、わかる人には本当にわかるけど、わからない人には一生わからないんだろうな〜という感じのもので。

投稿する人の中には、この人私よりも全然しあわせだなぁと思う人もいれば、私もこうなったらどうしようというような人もいて、でもみんなそれぞれ悩んでて、そして私はその気持ちが物凄くよくわかって、その人たちが他人事ではないような気が勝手にしてた。

実際投稿したことある。採用されなかったけど。

 

それで何週間か前「そういえば最近全然読んでないな」と思い立ち、検索したら、雨宮まみさんが亡くなってた事を知った。

 

ちょっとショックだった。

人が亡くなってるのにちょっとショックっていうの、どうかと思うけど、でも、泣いたり、心にぽっかり穴が空いたりとかそういうのじゃないけど、上司の両親のどちらかが、とか、友達のおじいちゃんが、とか、たまにあるそういう事よりも、ショックだった。

 

なんか、雨宮まみさんっていずれしあわせになるんだろうなって勝手に思ってた。

 

恋愛だけがしあわせじゃないよ、とか、趣味が充実してればいいじゃない、とか余裕で言われるけど、しかも既婚者とかに言われるけど、私は、恋愛してしあわせになりたい。

多分、雨宮さんに相談してる女の人たちも、そう思ってると思う。しあわせになりたいし、どこかで、自分はちゃんとしあわせになれると思ってると思う。

 

そして、雨宮さんを見て、やっぱりね、結局こういう人はしあわせになるんだよねって思うとこまで想定の範囲内だったんだけど。

 

それがまさか。

今結構どうしていいかわかんない。

 

御冥福とかお祈りすべきなんだけど、なんか、本当によくわかんない。御冥福って、なに。

 

生活が充実してるとか、立派に仕事をしてるとか、友達がたくさんいるとか、家族仲良いとか、わかるけど、とてもよくわかるけど、多分そういうなぐさめ方って、ちょっと違う。

 

本当、どうしていいのかわかんない。